今度はシロップ。

 宮崎市のかき氷シロップメーカー「ハニー」
(三棹(みさお)俊作社長)が、パッケージの
不良などで返品された紙パック入りのシロップ
を新しい原料と混ぜて再出荷していたことが分
かった。再出荷のため紙パックに詰め直した日
を新たに製造年月日にして、賞味期限を偽装。
偽装は81年ごろから続いていた。宮崎市保健
所は1月25日、食品衛生法に基づき同社を立
ち入り検査した。

三棹社長によると、返品されたのは、紙パック
にすき間が空いたり、中身が漏れたりして販売
できないもの。新しい原料を加熱処理する際に
古いシロップを混ぜていた。作業は社内で「炊
き直し」と呼ばれていたという。
シロップの賞味期限は2年。最長で出荷の半年
後に返品されたものもあった。三棹社長は「今
後、炊き直しはしない」と話した。

 同社は1955年創業。
《2月5日 毎日新聞 抜粋》

ここのところ食品偽装と聞いても、あまりインパク
が無いくらい日常的な事になっていますね。

この「ハニー」は先代の社長時代から「炊き直し」
を行っていて、代替わりしてもそのまま引継ぎして
いたそうです。60年以上も繰り返していて何の弊害
もなかったのならそれは「製法」になってしまうよ
うな気がします。
赤福」「白い恋人」もそうですが、一連の偽装で
健康被害が出ていないところをみると、「これは賞味
期限が過ぎています。」と、正直に公表して売れば良
いのでは?と考えてしまいます。
売れるかどうかは別ですが・・・。

ここまで色々な偽装が発覚してくると感覚が鈍くなって
多少の事は「もういいよ」と受け流してしまいがちです。
しかし、「駄目なものは駄目。」としっかりと目を開いて
世の中を見たいものです。