食品衛生法のゆがみ。

ニュース23を見ていたら、「食品衛生法」改定についての
話題を取り上げていました。

平成20年4月1日から、食品添加物の製造に関して
食品衛生管理者を置かなければ営業が出来なくなります。
食品衛生管理者になる為には35万もの講習費を払い
東京のみで45日程の講習を受けなくてはなりません。
宿泊費等を考えると100万程の金額になってしまいます。
零細のにがり業者は、心ならずも営業を諦めなければ
ならない状況に陥っています。

国は何を考えているのでしょうか?
大きな会社なら問題ない改正でしょうが「細やかな配慮」と
言う言葉は官僚の辞書には無いようです。

一般の化学的に作った食品添加物に関する専門的な
法律や製造法などが、日本古来から培われてきた「にがり」
を作る事に本当に必要な事なのでしょうか。

 番組で紹介していた電話での厚労省の担当官の応対は
「そこまであなたに説明する必要があるか」というひどい
ものでした。国民の税金でお給料を貰っている以上、国民の
疑問には答える必要があるはずです。

国の「もしもの時の責任逃れ」の為に、真面目に、にがり造
りに取り組んできた業者の方々が、切り捨てられてしまう事は
とても悲しい事です。日本の食生活にとっても決して良い結果
を産むとは思えません。にがりの次は何が切り捨てられてしま
うのか?そんな不安を感じてしまいます。

何か良い方法はないのでしょうか?