2006年7月号

BIGTOP2006-07-22

油断大敵 【ユダンタイテキ】
(意味:油断すれば必ず失敗の元になるから、
油断を非常に警戒しなくてはならない。)
謹啓
梅雨明けが待ちどうしく、じめじめと蒸し暑い日が
続いておりますが、皆様如何お過ごしでしょうか?
平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。

夏と言えば「蚊」と思いつく方も多いと思いますが、
今回はその「蚊」と「携帯」の面白い話をご紹介致
します。「プ〜ン」という音が聞こえたら、
「あっ、蚊だ」と思う方は多いと思います。
これが「携帯」の着信音だったらどう思いますか?    
夏を迎えるにあたって、「蚊」が増えてくるいやな季節
です。「蚊」は血を吸って生きているわけではありません。
血を吸うのは「メス」だけで、それも主食ではありません。
血を吸うのは、卵巣を発達させ、卵を産むためです。
蚊の主食は、花の蜜や草の汁となります。
そして、この「蚊」の飛ぶ音は、高周波数となっており、
人間にとっては不快音となっています。イギリスでは、
この不快音を利用して、お店の前にたむろする不良若者
を撃退しています。
高周波数の音は、人間の年齢とともに、高い音ほど
聞こえにくくなる傾向があります。
10代から20代の若者だけが聞こえる周波数を
スピーカーから流すと、若者にだけ不快音が聞こえ、
立ち去るという訳です。
当然ながら、大人たちには聞こえにくい音になっています。
そして、これを逆手に取って、イギリスやアメリカでは、
「蚊」の音を携帯の着信音にすることが流行しています。
授業中に着信しても、大人には聞こえにくい音である
ことから、先生には気付かれないとのこと。
でも、やっぱり不快音であるには違いなので、聞くのは
いやだと思うのですが・・・
ちなみに、日本での開発予定は今のところないそうですが、
海外で流行するといずれ日本にも入ってくるかもしれません。
電車の中で、「プ〜ン」という音が聞こえたら、
もしかしたら、若者の携帯の着信音かもしれません。

   
■保険の話「国内旅行保険」
これから「夏休み」を迎えます。
「蚊」との戦いと言えば、キャンプですね。
 キャンプは短期間での旅行だからということで、
保険を手当てされる方は少ないと思います。
キャンプ場での事故は、急な大雨による増水や
落石等はニュース等でも報道されているので、
ご存知だと思いますが、骨折を含めケガをすることも
多くなっています。
ちょっと車で行く、1泊2日のキャンプだからと
いうことではなく、安心のためにも保険にご加入
することをお勧めします。
国内旅行総合保険は、旅行中のケガに備える保険です。
また、特約をセットすることで、賠償責任や携行品損害、
救援者費用等を補償することができます。
キャンプは、ルールを守れば「楽しく」「思い出に残る」
ものになります。加えて、「安心」のために、
「国内旅行総合保険」にもご加入しておきましょう。
資料を同封致しました。
お役立ていただければ幸いに存じます。


■時の話題「エレベータ」のあれこれ
東京都港区のマンションで、高校生がエレベーター
に挟まれお亡くなりになった事故に端を発し、
エレベーターの安全性に関心が高まってきています。
何気なく日常使用しているエレベーターですが、
1日で乗り降りする回数は意外に多く、1〜2階上がる
のにも使ってしまっていたりします。
先日1日に何回乗ったか数えてみたところ、なんと12回
も使用していました。
これほど生活の一部となってしまっているエレベーター
ですが、一体どのようにして誕生したのでしょうか?
エレベーターがこの世に初めて出来たのは、今から
約2200年も前の紀元前236年です。
このエレベーターは、お風呂の中では体重が軽くなることを
発見したアルキメデスが考え出したもので、人の力でロープ
を引っ張って上げ下げするしくみでした。
日本ではじめてのエレベーターが誕生したのは
1842年です。
水戸の偕楽園にできました。
食事などを運ぶ小さなもので、人の手で上げ下げする
ものでした。
人力ではなく、自動のエレベーターが生まれたのは、
アルキメデスのエレベーターから2000年以上もたった
1835年のことでした。
しかし、このときのエレベーターは電気ではなくて
蒸気機関で動かしていました。
電気で動くモーター式のエレベーターが生まれたのは、
さらに54年後の1889年のことになります。
今、日本で一番高齢のエレベーターは、1927年に、
東京都中央区の三井本館に付けられたエレベーターです。
日本橋三越に行かれたことのある方は見たことあるの
ではないでしょうか? 
ちょっと古めかしい感じはしますが、今でも活躍して
います。エレベーターは、十分な安全性の下に運行して
いますが、あまり多くの人が乗ると運行に支障が出るため
定員が決められています。
定員はカゴの大きさと、乗車可能な人数から積載量を
計算しています。
ちなみに、人数は大人1人65Kgとして計算されています。
65Kgをオーバーされている方、これから乗るときは、
少し肩身が狭くなりそうですね。

■エレベータでお怪我をされた時の補償
「エレベーターでお怪我をされた時の補償」って
どうなるの?
エレベーターの話が出ましたので、本日はエレベーター
でお怪我をされた時の補償についてご案内します。
マンションにお住まいの方などは、毎日エレベーター
を使用されていることと思いますが、マンションで
あれば、エレベーターの管理が不良であったために
お怪我をされた場合、住人の方であってもマンション
の管理組合に対し、治療費や慰謝料などの賠償金の
支払いを求めることが可能です。
また、お勤め先のエレベーター、デパートや公共施設
などのエレベーターなどをご利用になってお怪我をされた
場合も同様に、その所有者に対し賠償を求めることが
可能です。通常、施設の所有者は、エレベーターなどの
昇降機の管理不良による賠償事故で補償されるような
保険に加入し、万一の事故に備えているケースがほとんどです。
マンションであっても、マンション管理組合が契約者
となって保険に加入し、昇降機の事故による賠償事故が
発生した場合に備え、保険に加入されていることが多いと
思われます。
一義的にはその施設の所有者(マンションの場合は管理組合)
が被害者の方に賠償金をお支払いすることとなりますが、
メーカーや管理会社に落ち度がある場合は、その責任の度合
いに応じて、賠償金を支払った所有者や保険会社が求償して
いくこととなります。
しかし、まずは安全にエレベーターを使用することが重要です。
間違ってもドアが閉まりそうなのに飛び乗りをするといった
ことは行わないなど、あらためて気をつけていきたいですね。