夏型過敏性肺炎.

梅雨時の咳はカビのせいかも知れません。
夏になると「せき」がでて息苦しい。
しかも、自宅にいるとなぜかひどくなる。
こんな方は、「夏型過敏性肺炎」の恐れがあります!
「夏型過敏性肺炎」とは、空気中のトリコスポロンと
いう物質を吸い込むことによって起きるアレルギー性の肺炎です。
トリコスポロンとは家の中の高温で湿気の多い場所や
腐った木の部分などに生息するカビの一種。
台所のシンクと壁の隙間や、脱衣所とお風呂の桟のすき間など、
丁寧に掃除をしても普段は見落としがちな場所に生息しています。
10年にも及ぶ長いサイクルで人体を冒すため
早期の段階ではレントゲンに異常は写りません。
そのため専門医でない限り、夏風邪や喘息ではないかと診断して
しまうことが多いのです。
古い木造住宅で、日当たりも風通しも悪い家にお住まいの方、
特に一番自宅に長くいる専業主婦の方は要注意です。
末期には肺が伸び縮みできなくなり、ついには潰れてしまう
怖い病気なので、夏になると乾いた咳が続く方は
一度病院に行ってみたほうが良いようです。
あなたの周りにそんな方がいたらアドバイスして
あげて下さい。